人間関係を構築する上で必要になる重要な土台になる部分が信頼関係です。
それでは信頼関係を築くためには、どうすれば良いと思いますか?
僕はマクドナルド社員時代に1年で5店舗移動する中々無茶な人事異動を経験しました。
そして異動するたびに、移動先の従業員と信頼関係を築くのに本当に苦労しました。
その経験の中でこの5つは押さえておく必要があると感じました。
信頼関係の築き方を、ぜひ皆さんに知ってもらいたいです。
目次
・相手を知る努力をする
・価値観の違いを認める
・ちゃんと話を聞く
・大事な話は誰にも聞かれないようにする
・嘘はつかない
・まとめ
相手を知る努力をする
あなたは名前も知らない相手と仕事ができますか?
相手のことを知るということはそれだけで信頼関係を築く行為になります。
特に自分が上司である場合は、部下の得意不得意はしっかり把握しておく必要があります。
上司やリーダーの立場の人は、時に部下に対して厳しいことを言うのも仕事です。
その時、部下が「自分のことを分かってくれている」と感じていれば、あなたの言葉を素直に受け取ることができます。
しかし「自分のことをわかってくれてる」と感じていなければ、あなたの言葉は受け取られずに部下の行動は変わらないでしょう。
相手を知る努力同様に、知ってもらう努力も同じように効果的です。
仕事の話や、プライベート話をする時、「自分はこの場合〇〇だと思うのですが~」や「最近〇〇に興味があって、△△ってどう思いますか?」など自分の意見や考えを伝える。
この自分の考えや意見を相手にお知らせする努力も効果的です。
価値観の違いを認める
価値観は過去の体験や、出会った人の言葉で作られます。
なので人の価値観はそれぞれ違います。それとは別に知っておかなければいけないことがあります。
それは世代別にも価値観の違いはあると言うことです。例えば戦争を経験した世代はどうでしょうか?
その世代は「食」に関して価値観が高い傾向があります。それはお腹いっぱい食べれなかった経験をしてきたからです。
「食」がある程度満たされてきたあとの世代は「お金」に関して価値観の傾向が高くなります。
戦争から復興するために働き「お金」を稼いできたからです。
「お金」をある程度満たされると次の世代は「物」の価値観が高い傾向になります。
それは少しでも豊かな生活、便利な生活を送りたいと思うようになったからです。
では、「食」に困らず、「お金」にも不自由したことがなく、「物」に囲まれて育った若い世代は何の価値観が高いのでしょうか?
それは「精神的な価値」を考えるようになります。
「自分にしかできないことはなんだろう?」とか、「自分は何のために生きているのだろう?」と言った哲学的なことに価値観を求めるようになります。
もちろんこれらが全てではありません。
この傾向があるということです。
その他にも何を大切に考えているかは本当に人の数だけあります。
「家族」、「趣味」、「自由」、「スポーツ」など上げればキリがありません。
最初は自分の価値観は何なのか?何を大切に生きたいのか?を考えて下さい。
その上で相手には相手の価値観があることきちんと認識しましょう。
ちゃんと話を聞く
僕は小さい時「話をするときは相手の目を見ましょう」って習いました。
皆さんも1度は言われたことありませんか?
話を聞くときは相手の目を見て、体を向ける。話を聞く側は、相手に聞いていると態度で示さなくてはいけません。
片手間に話を聞いても信頼関係は築くことはできません。
また話をする時は相手の目を見て、聞こえる声で話す。これも基本的なことですが、話すことは相手に伝えることです。
その最初のステップは相手に聞こえる声で話をすることです。
その次のステップが伝える内容であったり、話し方や伝え方といった技術が大切になります。
これらの基本的なことを何故か大人になるとできていない人が多くなります。
自分自身や周囲の人はどうですか?
無意識にやっていませんか?
何か作業をしていて、手が止めれないのであるなら、時間を別にとって後から聞くことも選択肢に入れるべきです。
大事な話は誰にも聞かれないようにする
あなたが相手にする話は、第3者に聞かれても問題ない話ですか?
あなたは問題なくても、相手にとって問題はありませんか?
他人に聞かれたくないこともまた人によって様々です。
例えば、人前で注意する行為は相手のプライドを傷つけてしまいます。
自分が人前で言われたくないなと感じていることは要注意です。
また誰にも聞かれないようにすると言っても、部屋に2人きりになる必要もありません。
廊下で周りに人がいないのを確認して話しかけたり、部屋の隅でコソッと話しかけたり、方法はいくらでもあります。
特に異性の場合、2人きりになること自体よく思われないケースもあるので、異性相手の場合は十分注意しましょう。
嘘はつかない
信頼関係を築く上で嘘をつく行為は本当に意味がなく真逆の行為になります。
報告、連絡、相談、は社会人になって最初に教わる基本的なことです。
またアルバイトであっても同じことです。
主に部下の立場から上司に対して行われる、報告、連絡、相談ですが、その中に嘘が混じっていると、意味がなくなるどころが、マイナスになると覚えておいて下さい。
事実の報告、連絡、相談を行うから正しい対処が可能になります。
また上司から部下に対して多く使われる、評価であっても同じことが言えます。
部下に気を遣って事実とは違う評価をした場合、その評価を受けた部下は「このままでいいんだ」と勘違いしてしまします。
周囲で働く仲間も不審に思ってしまします。
やはりこれでは信頼関係を築くことはできません。
言いにくいことであっても上司は部下のために思い伝えて改善させていく責任があります。
まとめ
今回は、信頼関係を築くための行動5選として僕がマクドナルド時代から重要だと感じている5つを紹介しました。
今回は上司と部下の目線で多く話をしましたが、それ以外の関係でも十分応用できる考え方です。
信頼は少しづつ積み上げていくものですが、失うときはあっという間です。
この記事を読んでまずは自分の行動を振り返ってほしいです。
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